満席の日に、
消えていく予約があった。
キャンセルは、どんなお店にも起こります。これは、予約で成り立つあるお店の、ある一日のお話です。
予約表は、満席だった。
朝から続く忙しさ。今日もいい一日になる——そう思っていた。
「すみません、急用で行けなくなって」
一本の連絡。空いた枠。埋め直す時間も、声をかける相手も、すぐには見つからない。
その枠は、空席のまま夜を迎える。
来るはずだったお客様も、来たかったお客様も、すれ違ったまま。本来そこにあったはずの売上が、静かに消えていく。
空いた枠は、「今日、行きたい」と待っていた人のもとへ。席は埋まり、新しい出会いが生まれ、お店には報酬が残る。譲ったお客様には、次の来店につながるクーポンが届く。誰も、取りこぼさない。
※この物語は、サービスの仕組みをわかりやすくお伝えするための架空のイメージです。